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小さな界隈の連続による「ひとつめ小町」の再生

2021年07月16日

ひとつめ小町のポテンシャルを引き出すための都市デザインの方法として、3つの戦略を計画する。1つめは街路と街区の再編によって集約化された敷地内に活動を表出させる。2つめは多様性のある活動の誘導により様々な「暮らし方」と「営み方」が生まれる寛容なまちとする。最後に駅前コモンズの創出により、生み出された小さな界隈の活動が駅で交わるようにする。これにより連続する小さな界隈が生み出され、駅前コモンズとつながることで、駅の周りでまちに暮らす人々の活動が見え隠れする「ひとつめ小町」を再編し、小さな界隈を創出する。

3つの戦略を実現するにあたり、
A. 街路と街区の再編:小さな界隈を生み出す空間を創出する
・スーパーブロック化
– 交差点を起点に 4 街区を最小ユニットとしてスーパーブロック化し、駅周辺の用途に偏りがある街区や空地面積が広い街区などを対象にユニットを設定し、ユニット内の道路は歩行者空間化する
・建て替えによる界隈創出の基盤の構築
– 街区内への空地の集約化
– 敷地の共同化とコモンズ不動産の導入

B. 多様性のある活動の誘導:小さな界隈を生みだす機能を創出する
・Diversity Chart(D.C.) による住まい方と働き方の誘導


・不動産所有者へのインセンティブの設定

C. 駅前コモンズの創出:小さな界隈にとって不可欠な駅前空間を生み出すことで駅の目的地化を図るとともに、小さな界隈の存在へと誘うきっかけとなりうる場所の創出を図る
• 駅前の広場化
• 小町キットの設置

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