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京阪神の「ひとつめ小町」駅の地域特性

2021年07月30日

《ひとつめ小町》を主要駅の一駅となりの駅前界隈と定義する。ひとつめ小町は主要駅に近い立地条件の良さというポテンシャルを有し、多くが戦前に開業された古い駅を中心に、広域性(従業員数/活動人口)が低く、高齢者をふくめ圏域人口を多くかかえている。また、安定した地価や幅広い世代の居住から多様な居住形態や活動が展開されている。JR京都線、JR.神戸線、阪神京都線、阪神神戸線の全駅から「ひとつめ小町」駅28駅を対象とし、沿線、主要駅との関係から分析を行う。


「ひとつめ小町」の対象駅一覧:駅前空間の整備が不十分である

対象沿線における主要駅と「ひとつめ小町」駅の地価の変動(上図)


「ひとつめ小町」の駅前の土地利用(上図)


「ひとつめ小町」の街区建蔽率と棟数密度(上図)

現在、「ひとつめ小町」は敷地の再分化や駐車場・空き家などの空き空間により活動が表出しづらく、駅前空間が乏しくまちで生活する人同士の交流も希薄になっている。①町の形成年代と②駅の乗降者数の増減、③駅の土地利用特性(従業員数/活動人口)によって7つのタイプに分け、各タイプの類型化を試みる。


「ひとつめ小町」の街区の形成年代×乗員数の増減×駅周辺特性(従業員数/活動人口)


「ひとつめ小町」の街区の形成年代×乗員数の増減×高齢化率:居住系タイプは高齢化率が高い


「ひとつめ小町」の個人事業所割合:居住形タイプは個人事業所割合が高い

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