近畿圏の副駅名をもつ駅と目的地との関係
2021年07月30日多くの場合、人々はあらかじめ設定した目的地に向かう手段として鉄道を利用する。そして目的地に最も近い駅は「目的地に向かうための最寄り駅」としての役割が強く、しばしば”目的地に対する駅としての分かりやすさ”が求められる。「副駅名」を手掛かりに新たな視点で考察することを目的とする。
近畿圏の「副駅名」を持つ56駅を対象とする。副駅名称の分類、目的地と上下線の関係、駅の構造や規模、駅と目的地の距離などに着目して調査を行なった。
結果として、上下線に対して目的地と主要な上下線が反対の位置にある場合、必然的に人が交差するためコンコースや駅構内での人の動線がより重要になることが分かった。また、今回の対象地は単一の駅で比較をしていて分析がしにくかったため、背景が統一されている路線を取り出し更なるアーカイブを行うことした。